・パンデミック:完全治療
 Pandemic: The Cure(Z-Man Games:2014)


パンデミック:完全治療

4種類の病原体から世界を守るため、協力して治療薬の完成を目指すゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

パンデミックがダイスゲームになりました。
大きなボードを広げることもなく、中央のリングを中心に、外周には各都市タイル。
各プレイヤーは、自分が担当するキャラクターとその色のダイスを持ちます。
手番ではダイスを振って治療薬の完成を目標とします。

ゲームの詳しい内容はこちらの記事を参照→お注射しちゃうわよ!!『パンデミック:完全治療』

感染を止めながら、サンプルを採取して治療薬をつくる。
これは簡単なんじゃ?という甘い考えで、早速ゲームスタート。

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すべてはダイス目次第!
世界を救えるのもダイス目次第!
ダイスを握る手に力はそんなに・・・

じゃらーっとダイスを振ってみる。
バイオハザードが1個で、感染率1UP。
まぁ余裕。
とりあえず、初期配置で置かれている病原体(ダイス)を除去して歩くことに。
特に私が担当したキャラクターは、治療の目が多く、一度に2個治療出来たりする。

「移動して、これでここを除去して、これも除去で終わり!」

序盤はとてもスムーズ。
誰かがバイオハザードを出しても、慌てるにはまだ早い状態。
そして、エピデミック発生。
まだ袋から引くダイスも増えないし、やっぱり余裕の3人。
十字はラッキーな目で、CDCのカードイベントに使えて、それで何とか出来る。

「治療薬急ごう!サンプルを誰かに集めて!」

移動区間が狭いので、すぐにでも同じ都市に行き、サンプルを渡すことが出来る。
治療薬の完成もダイス判定w
無事に1個目の治療薬が完成。
これで楽になるはず!

ところが・・・
そこはダイス目、続く感染率UPでエピデミック発生。
この頃から雲行きが若干怪しくなる。
それでも何とか2個目の治療薬を完成させ、とにかく都市にある病原菌を除去していかないと。
が、間に合わない。
アウトブレイクが始まると、近隣都市に飛散、そこでもアウトブレイクで連鎖が始まる。
でも諦めない。

何とか3個目の治療薬が出来る頃、世界も終焉に向かっている。
「これ間に合うかな?」
「ぎりぎりいけるかも?」
そんな会話をしながら、最後の治療薬を目指す。
けれど、ダイス目は非情なので、焦れば焦るほど感染率が上がりエピデミック。
袋から引くダイスも増えてきて、さすがに笑っている状況じゃなくなる。

「あああああ!まずい!世界が終わる!」
「ぎりぎりいけないか!?」

一難去って、また一難。

「うおおおお」
「あぶないっ!あぶないっ!」
「展開が急すぎる!」

ドキドキします。
こんな一気に展開してくるとは。
が、我々3人は治療薬を4種類完成させることは出来ず、世界は病原体に支配されてしまいましたとさ。

「いやー惜しかったねぇ」
「パンデミックはやっぱり面白いねぇ」

終わった後の感想戦も盛り上がります。
たとえ失敗してもw

パンデミックの簡易版という感じ。
そのあたりが、ボード版より星が1つ欠けている理由だったり。
これはこれで手軽に雰囲気が味わえるので良いんですが、じっくり楽しむにはやはりボード版かな。
ボードゲームは目でも楽しめるので、広がった世界地図上を移動していく様があるかないか。
ダイス目次第は、急な展開があって違う意味でドキドキするし、ボード上を実際に移動していくのも雰囲気が良いし。
プレイ時間も違うし、どちらもパンデミックだというのを考えて、シーンに合わせて遊び分けれるのが一番かな?と思います。