・ファラ・オー・オー!
 Phara-oh-oh!(HABA:2015)


ファラ・オー・オー!

ピラミッド最奥にある玄室を目指し、進んでいくゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

このゲームは、2003年にZochが出した「Gulo Gulo」のリメイク。
テーマも変わったけれど、ボードにタイルという見た目も変わっています。
手番がきたら、まず裏向きのタイルをめくってその色か、すでにめくってあるタイルの色の玉を「ミイラの罠」と呼ばれる器の中から取り出します。
無事に取り出せたら、自分のコマを動かします。
取り出す時、「ファラオの杖」と呼ばれる棒が倒れて、ボードまたはテーブルに触れたり、玉が器からこぼれてしまったら失敗。
砂漠もしくはピラミッドのスタート位置に戻ります。
ピラミッド内部ではミイラが移動しているので、遭遇したらスカラベの守りを手放します。
これを繰り返し、最後の玄室に置かれているタイル2枚分の玉を取り出せた人が勝者となります。

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ルールも手軽なので、器から玉を取り出せばいいし楽勝!
そんな軽い気持ちで始めたけれど、ところが・・・という展開に。

「とりあえずタイルめくるよね」

めくったタイルは白。
白の玉を片手でそっと取り出し・・・一瞬、棒がぐらっとするもセーフ!

「タイルめくる!」

トド吉がめくったタイルは赤。
当然赤い玉を取り出すんですが、これが見た目は大丈夫そうだったのに、取った瞬間、棒が倒れて器から飛び出す。

「えー!?」

雑にやってはいけない。
そんな見本を開始早々に見れるとはw

新しく罠をつくりなおして、再び棒を立てる。
慎重に慎重に・・・最初のスカラベ獲得。
いまだピラミッドには入れていない。
そんな時、またしてもトド吉が棒を倒し、勢いで器から飛び出る。

「ぶw」
「これ指の太さで有利不利あるよー」

これ見よがしに、せっせと玉を出しては進んでいく私。
ピラミッドの入口を目の前にして、スタートまで戻されるトド吉。
でも・・・この後、まさかの展開になるのでした。

ピラミッド内には、ミイラが描かれているタイルがあり、マスに入ったらミイラが2歩前進。
なるほど・・・
タイルによってはミイラが3歩移動する場合も。
トド吉が見えているタイルを上手く使って、素早くピラミッドの内部に潜入。
ここからはチキンレース。
スカラベは充分、あとは進むだけ!
と思ったら、まさかの私が棒を倒してしまう。

「いやこれ、そもそもこの色は無理ゲーだって」

すごすごピラミッドの入口に戻る。
が、負けてはいられない。
全力で戻り、トド吉が再びスタートマスに戻る展開。

「えーこれ終わるのー?」
「(・∀・)ニヤニヤ 」

ところが、この後、ものすごい勢いでやってきたトド吉が、私を追い抜いて一気に玄室前へ。
私はあと1歩足りずに手前でストップ。
だって、あきらかに取ったら崩れそうになっていたんだもの・・・
勢いそのままで、トド吉が玄室タイル2枚分の玉を取り出し、まさかの勝利。

「ひゃっほー!勝った!イエーイ!」
「・・・・・」

なんだろう、ものすごい敗北感。
あんなにリードしていたのに、猛スピードでやってきて、玄室に入って去っていった感じ?
これは悔しいw

指の太さとか器用さとか、それ以前に玉の重なり具合が重要でした。
見えているタイルを上手く使えば、取れそうな玉を狙っていけるけれど、タイルを新しくめくる場合、上手くはいかない。
棒が倒れても、ボードやテーブルに触らなければセーフなので、割とぎりぎり感も楽しめる。
グログロは遊ぶチャンスを逃していたんですが、こっちのほうがテーマがピラミッドで好み。
それにしても、よく地滑りをおこすミイラの罠でしたw
最大6人まで遊べるので、大人数で遊ぶ様子も見てみたいなぁと思うのでした。

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