・クイーンズアーキテクト
 Queen's Architect(Queen Games:2015)


クイーンズアーキテクト

王国内で建設して評価を得ることで、女王の宮殿建設の権利を獲得するのを目指すゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

大きなボードは、評価チャートと雇用出来る職人の表示板、そして首都を中心に王国が描かれています。
各プレイヤーは、酒場ボードと出来るアクションと農場が描かれたアクションボードを持ち、建築家コマを配置します。
手番がきたら、建築家コマをアクションボード上で1〜3マス進め、移動先のアクションを実行するだけ。
出来るアクションは、日雇い労働、雇用、債権の引換もしくは信用の向上、移動、酒場、建設です。
プレイヤーの目的は、王国内で建設して、評価をあげていくことです。
建設は、目的地まで荷車で移動し実行します。
場所ごとに必要な職人が決まっているので、雇用して自分の農場に配置していきます。
職人は雇用した金額に応じて、使用出来る回数が決まっているので、酒場で回復させることが出来ます。
これを繰り返し、誰かが評価チャート最後の女王の宮殿を建設することが出来たら、そのラウンドを最後までやりゲーム終了。
女王の宮殿を建設した人が勝者となります。

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最初の職人を選んで農場に配置するところから、すでにゲームは始まっています。
全員が選んだら、職人を回転させることで資金を得ます。
職人タイルには矢印が描かれていて、使うたびに矢印の方向へ回転させていくので、すべて使ってしまうと手元からいなくなります。
資金を得ることは、職人の使える期間が減るということ。
最初から悩みます。
でもお金がなければ新しい職人が雇えないので、最低限回して資金を得て、やっとゲームスタート。

日雇い労働出来る職人がいたので、早速日雇い労働。
1金で泣くのはいやなのでw
そして雇用。
難しいのは金額と種類。
王国内を眺めて、どこから建設しようかある程度決めておいて、必要な職人はいるか見る。
この雇用、高い金額を払えば長く職人が使えて、最低金額だと1回しか使えないのです。
とはいえ、最初はそこまで資金もないし、妥協出来るラインで雇用。
大切なのは数字。
職人によって数字が違っていて、この数字が建設では大切。
必要とされる職人はもちろんのこと、数字の合計がそのまま評価なので、数字が満たないと評価がもらえないのです。
多めに評価を取るのはすごく良いことで、下から数字が決まっている分を満たせれば、どんどん上に上がれるのです。
余った分は債権として受け取ることが出来て、アクションで債権の引換を選ぶとお金に換金出来るのです。

職人が揃いそうなので、早速荷車を移動させて建設予定地へ。
移動にもお金がかかるので、そこまで考えての日雇い労働。
しかも意外にお高い。
アクションボードを1周すると、やっと建設出来ます。
他の人がまだ建設していない土地へ建設。
使った職人を回して得た数字を合計し、最初の5をクリア。
が、この細かく建設していくというのが良いのか悪いのか、いまだに判断できません。
というのも、急いで建設したいので、安い職人を揃えてしまったので、常に誰かは酒場で回復。
いたるさんと私がせっせと建設して評価を上げているのに、まったく手をつけていなかったのがトド吉。
それもそのはず。
地道にお金を貯めては高い職人を雇っていたのです。
気づけば、大きい数字の多い、とっても良い職人が勢ぞろいしているトド吉農場。
ここから、トド吉の逆転劇開始。

数字をオーバーする形で建設してくるので、2歩飛ばし状態。
余った分はしっかり債権を受け取って、資金も潤沢。

おかしい・・・どこで差がついたのか(雇用です)

すごい勢いで評価を上げていくトド吉に、食いついていくいたるさん。
私は中間地点で遅れはじめる。
原因は、王国内にある程度みんなが建設してしまったので、2番目や3番目で建設すると、揃えた初期数字からマイナスしなきゃいけないのです。
たった1引かれただけで、建設出来ないという厳しさ。
まぁ、もっと良い職人を雇えという話なんですが、雇いたい職人が出てこないというか。
意外にじわじわとくるのが移動コスト。
一気に移動しようとすれば、それ相応にお金がかかる。
雇用にお金が回らないという、とてもダメな展開に。

隣りで良い職人を使って資金潤沢なトド吉が、とても輝いて見えるw
最後はいたるさんが食いついていってたけれど、トド吉が女王の宮殿建設の権利を手に入れ、しっかり15を揃えて終了。
というのも、トド吉が最後手番だったので、そのままトド吉の勝利が決まってゲームも終わったのでした。

良く考えてみれば、私はロンデルが苦手だったというw
効率良く使えなくて、調子良いのは序盤だけ。
自分では考えているつもりでも、周りを見ると「いつの間に!?」と言ってしまうほど、みんな効率良く回してるわけで。
他人との絡みがない1人ロンデルだけれど、だからこそ、あれもこれもと考え込んでしまって悪循環。
何回やっても勝てる気がしないw
職人の種類、使える回数に価格、さらに得られる評価の数字と気にしなきゃいけないことはとても多いです。
腰をすえてじっくり楽しむ良ゲームなので、好きな人はとても好きそう。