・パフイューム
 Parfum(Queen Games:2015)


パフイューム

香水のフレーバーを集めて香水をつくり、客に売ることでお金を獲得していくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

大きなボードの外周は得点トラック。
他に香水を希望する客、香水タイル、フレーバーダイスが並びます。
プレイヤーは各自、自分の香水製作所を持ち、自分の前に置きます。
1ラウンドは3フェイズからなり、まずは起床でプレイ順を決めます。
次に各プレイヤーが手番を行い、最後に売却したら1ラウンド終了です。
手番がきたら、まず調合の準備として、3種類のアクションを任意で実行します。
次に任意のダイスを組み合わせて香水タイルを獲得し、最後に調合して香水をつくります。
全員がアクションを終えたら、最後に2周売却してラウンド終了です。
これを繰り返し、タイルから閉店が引かれるか、補充する香水タイルがなくなったらゲーム終了です。
最終的な得点計算をし、一番得点の高い人が勝者となります。

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大切なのは起床時間。
プレイ順が早ければアクション数が少なく、遅いならアクション数も多くなります。
香水タイルを獲得するには、欲しいタイルに描かれている分のダイスが必要。
さらに、ちゃんと調合出来るかはダイス判定なのです。
ダイスは香水マークとハエマークがあり、ハエが出たら失敗。
ゲーム中入手出来る水滴で、振りなおしたり強制的に香水の目にすることは出来ますが、それも水滴があればの話。
でもプレイ順を選ぶのは、得点の低い順。
うっかり序盤に完成させて売却してしまうと、選択肢はないわけで。
でも残り物には福がある!
プレイ順が遅くても、他の人が調合に失敗すればタイルが残っているし、むしろダイスをいっぱい振れて一攫千金。
しかも今日はダイス運が良くて、ほとんどハエが出ない展開。

香水は2種類で、タイル2枚か3枚か。
香水製作所は入手したタイルを並べるところで、左側ではタイル2枚で完成する香水、右側では3枚で完成する香水をつくることが出来ます。
さらに客が欲しがっているフレーバーにも注目。
フレーバーの数が重要で、ラベンダーでも2個入ってない香水は好みじゃないなんてこともw
その点3枚のタイルでつくれば、ある程度フレーバーを分散させることが出来るので、割と満遍なく客に対応出来る。
序盤はそこまでフレーバーの数が大きくない分、収入も低め。
でも地道につくっていかないと、プレイ順が遅いと売却も後なので、先に売られてしまうと売れなくなるのです。

タイルが揃って香水が完成すると、香水瓶コマを受け取ります。
3枚タイルなら3個、2枚タイルなら2個。
3枚の大きな香水なら、1個多く売れるのです。
でもタイルがなかなか集まらないというw
香水はいくつでも同時進行でつくれるので、悩んだ挙げ句、新しい香水をつくりはじめたり。

アクション数の多さとハエが出ない好条件で、どんどん香水を完成させては売却していく私。
ダイスは数が多いほうが絶対いい。
香水瓶がなくなれば、水滴がもらえるので、それを使ってさらに振りなおしたり。

「やべえ。もう追いつける気がしない」
「ハエばかり出て、何も出来ない」

がっかり展開の男2人は、中盤から起床時間が遅くw
2人でビリ争いをしているので、常にどちらかが3番手でどちらかが2番手w
早起きになった私だったけれど、早起きなら先にタイルが選べるし、先に売却出来る。
これを生かして、他の人が欲しそうなタイルを先に取ってしまおう作戦w

後半は客が必要としているフレーバーの数も多くなるかわりに、売れた時の収入も多く。
いたるさんが猛追してくるのに対し、完全に遅れをとっているトド吉と思いきや、がんばって追いついてくるw
そんな中、閉店タイルが出てきて終了。
私の勝利で終わりました。

ここ最近のクイーンのゲームの中では、かなり良いんじゃないかな。
重くもなく軽すぎもせず。
ダイス目に一喜一憂するだけでなく、香水の制作も考えていかないといけないし、客のニーズ大切。
プレイ順を取っていくのは得点が低い人からなので、先に好きな順番を取れるメリットも。
見ればわかるシンプルなルールの中に、プレイヤー間の駆け引きも多く、かなり楽しく遊べました。
単純なのに、程よいプレイヤー間の絡みに程よいプレイ時間のゲームって、最近は割と少ないから余計に楽しかったです。
言うこときかないダイス目を楽しめない人には、かなり苦痛なゲームでしょうw

Parfum: Spieldauer: 45 Min, fur 2-4 Spieler
Marcel Suselbeck
Queen Games, Troisdorf
2015-03-01