・スコヴィル
 Scoville(Tasty Minstrel Games:2014)


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辛いトウガラシこそが最高だと信じる町を舞台に、トウガラシを交配して、より辛いトウガラシをつくっていくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

広いボード中央にある畑。
切り込みが入っていて、トウガラシコマがちゃんと入るつくりになっています。
ゲームは、市場カードやレシピを達成して得点を獲得していきます。
まずはプレイ順の競りをし、プレイ順が決まったら、早速植え付けます。
そして収穫をしますが、収穫はプレイ順が逆順になります。
畑のあぜ道を使い、自分の農夫を3歩まで移動して、左右のトウガラシで交配です。
次に市場カードやレシピを達成していれば達成し、売りたいトウガラシがあれば売却。
最後に時間移動のチェックをして、次ラウンドへ進みます。
これを繰り返し、市場カードがプレイヤー以下の枚数になったら午後になります。
午後の時点で市場カードもしくはレシピがプレイヤー以下の枚数になっていれば、ラウンドを最後までやりゲーム終了です。
その他、ほとんどないであろう終了条件も書かれていました。
午前の時点でレシピカードがプレイヤー以下の枚数なら、もう1ラウンドやり、午後はやらずにゲーム終了。
午後の時点で、市場カードとレシピの両方が、プレイヤー以下の枚数だったら即終了です。

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最初に持っているトウガラシの種を元に、新しい色を入手していくわけですが、自分が植えたからといって自分が収穫出来るとは限らないわけで。
そこが、植え付けと収穫のプレイ順が逆という、何ていうかいやらしいところw

プレイ順の競りでは、競り落とした人が好きな順番を選べるというのも、何番目になるか悩ましい。
しかも、レシピを見れば、序盤では到底手に入らないようなトウガラシを必要としているし、出来るのは市場カードの達成のみ。
それでも必要なトウガラシが入手出来ないと厳しい。
早くもいたるさんとトド吉は熱いバトルになっているので、それを横目にこそこそとトウガラシ植え付け。
出来上がったトウガラシで、そこまで必要じゃないものを市場に・・・1個足りない。
お金も少ないので、収入が入ってくるなら率先して購入したいのに。

中盤になると、トウガラシの種薪きが重要に。
黒いトウガラシにみんなの目がいっているうちに、茶色のクズのような茶色を目指す。
茶色はかなり使いにくくて、基本と中間のトウガラシを交配しても、何も出てこない。
でも、レシピに茶色だけを必要とするものがあったので、こっそり狙う。
さらに市場でも茶色を必要としてたので、こまめに市場でお金と得点に。
そして、一攫千金を狙って茶色の隣りに茶色を植える。
さらにみんなの農夫とは違う方向に畑を広げて、1人楽しい農耕生活を楽しんでいました。
ところが、収穫になったらトド吉が畑の真ん中に。

「ちょっ!それ私の茶色!」
「えー?そんなにほしいの?(・∀・)ニヤニヤ 」

ちょっとむかついた・・・w
これは狙っていた茶色しか使わないレシピを取られてしまう・・・ということで、狙いを別のトウガラシに。
いたるさんは透明の最高位トウガラシの作出に夢中。
この後、トド吉はひたすら人のトウガラシを収穫してしまうという、ひどい展開。
そのたび「ちょっとそこどいてよ!」と言われる始末。
この戦法で、いたるさんと私の邪魔をし続け、最後はトド吉の勝利で終了。
毎ラウンドもらえるトウガラシ目当てで、スタートプレイヤーを取りにいったけれど、実は種蒔きしてすぐに収穫出来るビリ手番のほうが良かった疑惑。

総じて面白かったんですが、唯一、チャートで交配一覧を確認しなきゃいけないのが面倒でした。
トウガラシコマも大中小だし、畑の出来もいいし、でも交配でチャート見るから考える時間がかかるというか。
プレイ自体は割とさくさく進むだけに、そこがかなり残念ポイント。
絵の具を配合するパスティーシュが、チャートを確認しながらで面倒だなと思ったのを思い出しました。
こういう作出が好みの人には、かなり面白いゲームなんじゃないかな。