・グラスロード
 Glass Road(Feuerland Spiele:2014)


グラスロード

専門家の力を借りて建物を建設したり、資源を算出しながら、得点を獲得するゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

プレイヤーが持つのは、資源を表す生産ボードと全員同じ内容の専門家カードセット。
ゲームは4回の建設ピリオドの中で、自分のボードに建物を建てたりして、得点を獲得していきます。
まずは専門家カードの中から5枚を選びます。
そして、5枚の中から1枚を選び、裏向きで出します。
スタートプレイヤーから順番にカードを公開していきますが、この時手札に同じカードがあれば、便乗して一緒にプレイ出来ます。
便乗したカードは、自分ボードのくぼみに置きます。
3回終われば建設ピリオド終了。
これを4回やればゲーム終了で、最終的に得点の一番高い人が勝者となります。

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生産ボードがよく出来ていて、ガラスをとレンガはつくるのが難しくなっています。
というか、他の資源が増えると自動的につくられてしまうという。
常に「木炭を手に入れたらガラスがつくられてしまうし、こっちの建物を先にやりたいから・・・」と考えていないと、気づけばガラスとレンガがつくられているという。
資源を揃えるまでが細かい。
そして、惜しみなく使って建物を配置したら、もうガラスがつくられても安心。
とはいえ、良い建物を置くなら、レンガが2個とかガラスが2個必要だったりするわけで。
そのあたりの分配をある程度自分の中でしっかり考えておかないと、後になって悲鳴です。
専門家たちは5枚中3枚しか使わないので、残り2枚はバッティング狙い。
他の人が選んだカードと同じものを手札に残しておいたら、便乗して出来るわけで。
でも自分が選んだ時は便乗されないほうが、効果が大きいので、選び方はほどほどといった感じ。

最初は建物がいまいちピンとこなかったけれど、中盤になる頃には、誰がどの建物をねらってるのか見える余裕も出てくる。
とにかく序盤は、あれを建てるとしたら、これとあれが必要で、そうなるとこれで・・・と考えているので、建物を吟味する余裕もないのです。
そうなると、気にするのがプレイ順。
今回は3人プレイなので、建物タイルが一番少ない人がスタートプレイヤーになるのです。
自分が先に建物を取りたいけれど、スタートプレイヤーはいつ回ってくるかな?とか。
あの建物いいけど、手番順が後だから取られちゃうな、とか。
バッティングしたくなければ、裏向きで出しておいて、と
考えるけれど、それだと使うカードが少ない。
建物によっては、初期配置されている地形が必ず必要。
さらに大きな得点を狙うなら、より多く補充する必要も。
このゲームの特徴として、気づけばゲームが終わり間近。
あれもこれもと思っているだけで、実際半分くらいやったところで終わってしまいます。
たくさん集めた水と木材が無駄になる瞬間でした。
こんなことなら、ガラスとかもっとつくればよかった。
のんびり広げるなんて余裕はなかった。
そりゃ建設ピリオドが4回なんだから、そうなるか・・・
勝ったのはトド吉。

最初に「グラス」と聞いた時、草だと思ったのは内緒。
ガラスのことだとは思わなかったわけで。
ゲームは良い意味でのウヴェさん。
かなり面白かった。
プレイ時間はそこまで長くないし、得点差もそれぞれ2点ずつ。
それでいてちゃんと構想を練っていかないと、中盤以降でかなり差をつけられてしまいます。
カードの選び方も大切。
2枚は誰かとバッティング出来るという期待で手札に残して、残りは自分だけだと最高。
実際はそう上手くはいかないわけですがw
誰かが出した専門家に「奇遇ですね」と便乗するのが、割と楽しいです。
2人プレイも試してみたいけれど、これは3人か4人のほうがいいかな。