・ムラーノ島
 Murano(Lookout Games:2014)


ムラーノ島

ムラーノ島を舞台に、ショップや宮殿を建てたりして、名声を獲得していくゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

大きなボードはムラーノ島で、有名なのはガラス細工とカラフルな建物。
ゲームボードの外周は得点ボードですが、その内側はアクションのためにゴンドラが移動していきます。
手番がきたら、出来るアクションは11種類。
好きなゴンドラを動かすことで対象のアクションを1つ実行していきます。
ただし、他のゴンドラがいるアクションは選べない上に、追い越すことも出来ません。
見える得点源としては、建物の建設。
ガラス工房・ショップ・特別な建物・宮殿があり、それぞれ点数がもらえます。
でも街道に面していないと建設出来ないし、街道に描かれている客も大切な収入源です。
大きい得点源は人物カード。
指定の条件が揃えば、建物数個分の得点がゲーム終了時に入ってきます。
これを繰り返し、ストックからタイル2山がなくなったら、残りのプレイヤーが1手番ずつやりゲーム終了。
すべての得点を計算して、一番高かった人が勝者となります。

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初期配置されたゴンドラを眺めながら、一通り出来ることをチェック。
よく見れば、アクションによっては1ヶ所しか描かれてないものも。
まずはゴンドラを移動させて、ガラス工房を購入。
理由は安いというのが一番で、ガラスを製造すれば得点は減るけれど収入が入ってくるのです。
良い位置にゴンドラがいたので、次は建設。
建設は3回まで出来るので、まずは街道を1枚めくり、その横にガラス工房を配置。
ガラス工房を2軒建てたところで、ガラスをつくって袋からガラスコマを引くも、色が合わず1色だけ売却。
でも貴重な5金。

ゴンドラがある程度移動し、団子状態になってからがじりじり勝負。
あのアクションを選びたいけれど、それで後ろが空くとトド吉はあのアクションをやる・・・そう考えていると、なかなか思い通りには動かせません。
トド吉は序盤から人物カードを購入。
さらに特別な建物を建ててカードをもらい、その効果を発揮。
私はといえば、地道に街道をつなげてショップを開店。
客の数が収入なので、出来るだけ同じ色の客を集めたい。
そうこうしてるうちに、ちゃっかりトド吉がショップを開店。
お互いWin-Winな感じで、商店街の出来上がり。

ある程度ショップや宮殿、特別な建物が建ってくると、今度はゴンドリエーレ置き競争勃発。
しかもトド吉が5金払って、私のゴンドリエーレ置き場を占領。
自分色のところなら2金で済むのに、これで同じ島に置きたければ私も5金の人に・・・
そうくるなら、もっとゴンドラを整列させちゃえ!とばかりに、縦に並んだゴンドラが5隻。
トド吉悲鳴w
私はといえば、特別な建物を建てた時にもらったカードが、赤いゴンドラが他のゴンドラがいるマスに入れるという効果だったので、見せ付けるように好きにやっていくw

最初は「自分のショップだけで客を取りたい」と考えていたけれど、途中で方針転換。
せいぜい6金だし、そこまで大きな金額でもないし、どちらかと言えば、ゴンドラの動かし方で邪魔出来たり邪魔されたり。
あっという間にショップのストックが切れたので、次に狙うは宮殿。
建てるだけで3点、しかも特別な建物建設でもらったカードでさらに追加1点。
お金は商店街(笑)でもらえばいいし、ゴンドラを上手く使っていけばいけるはず。

中盤でついた点差もあっという間に追いつき追い越せ。
でもトド吉は人物カードをためこんでいる。
私も急ぎ人物カードを入手。
持っている青ガラス1個につき6点で最大3個まで。
これは使える・・・

さらに特別な建物効果で、緑のガラスを青と見なせることになり、ますます使えるカードに。
というより、カード取らないと話にならないわけで。

後半は、どうやったら人物カードの条件が達成できるか、達成したところをいかに崩さずにいられるか。
常にボードとにらめっこ。
さらに得点にするために、ゴンドリエーレを対象の島に配置しなければならず、建設どころじゃないという。
人物カードは買えば買うほど値上がりするので、そこまで投資しなかったんですが、これが最後の最後に響きました。

すでにタイル山からはショップが消え、トド吉がものすごい勢いでガラス工房を買っていくのを見て、ゲームを終わらせようとしているのが丸わかり。
そして、私の最後手番は、持っている宮殿を建てるか、人物カードを購入するか悩んだ結果、人物カードを購入することに。
これが当たり。
さらに12点UPの計算で、かなり気分良くゲーム終了。

ゴンドリエーレも無駄は1つで、人物カードも持っている分はすべて得点が入ってきて、無駄なく満足感も高い終了。
ところが、最後の得点計算をしていたら、トド吉に追い抜かれて5点差で敗北。
終盤、どちらの島に建てようか悩んだガラス工房。
私が1つ建設してしまったことで、最終的にはトド吉に人物カード2枚分を達成させてしまったという。
これはもう、実に悔しい展開。
最後の点数の入り方が、かなり派手(12点単位ぐらいで入ってくる)なので、人物カードは必須です。

この夫妻のゲームは、たいてい普通に面白いね、きれいすぎる程度にまとまってるねって感じだったんですが、今回はかなり面白かった。
村の人生以来かなぁ・・・いいじゃない!って思ったのは。
ゲームとは関係ないけれど、ムラーノ島は行ったことがないので、遊んだからには行ってみたくなりました。

そういえば気になったこと。
今回国内流通したものは英語版。
なので、ルックアウト印じゃなかったという。
エッセンで売っていたドイツ語版はルックアウト印だったので、こだわりがある場合は残念な思いをすることに。
まぁ、そんな人は少数派だとは思いますが、私は少なからずがっかりしましたw