・フィレンツェの匠
 Die Fursten von Florenz(alea:2000)


フィレンツェの匠

名門貴族のリーダーとして、建物や公園をつくったり、高名な学者や芸術家を呼んだりして、名声を獲得していくゲームです。
トド吉・COQさん・侍・私の4人でプレイ。

各自、自分用のボード、お金と最初に配られた人物カード4枚から3枚を残して持ちます。
ゲームは7ラウンド。
1ラウンドには、競りとアクションのフェイズがあります。
最初は競りフェイズ。
スタートプレイヤーから順に、競りにかけるものを選び、欲しいと思ったら競り上げていきます。
競り落とした時点で、その人は競りフェイズからは抜け、残った人で続けます。
次にアクションフェイズ。
スタートプレイヤーから順に、2つのアクションを実行していきます。
アクションフェイズでは、作品を完成させたり、建物を建てたり。
さらにボーナスカードや人物カードを入手したり、権利を与えたり出来ます。
人物カードの指定通りに建物や景観などを揃えることで、名声ポイントが発生します。
これを7ラウンド繰り返したらゲーム終了。
名声ポイントが一番高いプレイヤーが勝者になります。

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まずは景観を揃えたいよね。
ってことで、考えることは全員同じ。
競りといっても、どの程度お金を使ったらいいのか考えながら。
持っている3枚の人物カードを見ながら、必要な物を安く手に入れたいのは皆同じ。
とはいえ、最初の方向性が2対2ぐらいで分かれていたので、そこまで高値にはならず。
むしろ、私が迷走してて戦力外w

建物は隣接もしくは景観に重なるようには置けません。
これを無視するには、建築家が2人必要。
建築家は競りでしか手に入れられなくて・・・と、ゲームが進むほど必要なものが出てきます。
でもやっぱり、欲しいものはみんな同じ。
ピエロがいればいいとなれば、みんなでピエロを取り合って。
そして、少しずつみんなが人物カード通りの景観をつくって名声点を獲得。
序盤は点にするよりお金が大切と、競りでお金をどんどん使える状態。
それを横目で見ながら、どうしたものかと考える私。
正直、ものすごい出遅れを披露しました。
でもおかげで、ようやく色々な使い方がわかってきた。

これ以上離されてはいけないと、やっと完成させる。
点とお金をどの程度にするか悩みながらも、少しの点とお金を獲得。
そして入手するスカウトカード。
侍が完成させていたものが都合良く一致しているものが多かったので、スカウトカードを出して入手して完成。
これは便利だw
さらにボーナスカードも手に入れ、さらに点を獲得したので、引き離されていたポイントチャートを走っていく私のコマ。
お金が足りなくて競りで負けるなら、それに届く程度のボーナスを得ないと、追いつくのは難しいのです。
でも気付けばゲームはあと2ラウンド。
7ラウンドしかないって早い。

そしてあっという間の7ラウンドが終わり、勝ったのはCOQさん。
終わってみてわかったけれど、あと1ラウンド早く動いていたら、もっと名声点を獲得できて、上位争いに入れたのに・・・と。

もっと競りは強気でいっても良かったのかも・・・とか、終わってから色々考えてしまうゲームです。
競りで妥協すると、アクションの選択肢が狭まってしまうけれど、自分の資金的には、どこまで競り上げていったら良いか。
自分の都市をパズル的に組み立てていく配置。
ラウンド毎に、完成させる人物カードで得られる名声の最低ラインが上がっていくところ。
そして、作品を完成した時に得られる名声点の振り分け。
どこまでお金として残すか、どの程度あれば無駄なく得点に振り分けられるか。
やっていくこと・やれることの選択肢より、はるかに難しく感じます。
アレアの大箱!という感じそのままで、ずっしりくるけど面白い。
でも何となく野暮ったく感じてしまうのは、最近のゲームがかなり洗練されてるからなのかも。
まぁ、何回やっても勝てる気はしないけどw