・パケット・ロー
 Packet Row(White Goblin Games:2013)


パケット・ロー

契約を達成することでお金を稼ぎ、そのお金を元手に勝利点を獲得していくゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

場に並ぶのは4枚のボード。
それぞれ、集会所・波止場・市場・銀行になっていて、並ぶ商品が違います。
市場では商品を購入し、さらに集会所では契約書、波止場では船を手に入れ目的地へ指定の商品を運ぶことで収入が得られます。
銀行ではお金で勝利点を購入することができ、最終的には勝利点を集めていくゲームです。
各ボードには、現在並んでいる商品の上に将来の場札として、次ラウンドで出てくる商品が並んでいるので良く吟味しておくことが大切。
初期資金と初期契約カードを手にしたらゲームスタートです。

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各ラウンドは、港長が4つの場所のうち、どこかを指定します。
それに対して、その場所からカードを取るかどうか選びます。
今回は2人プレイなので、港長の他は1人だけ。

「ここでどうよ?」
「んー・・・いらないかな」

そう。いらないのはいいけれど、いらないと言った瞬間、ラウンドが終わってしまうことも。

「じゃ、おれここでこのカードもらう。ラウンド終了ね」
「え゛?」

港長が選んだ場所で港長自身もいらなければ、他の場所を選んでもらえるんですが、うっかりしてると港長が欲しい場所だったりして、いきなりラウンドが終わります。
港長がカードを取るか選ぶ場所がなくなったら、ラウンド終了なのです。
この展開を2回ほどやり、さすがにダメだろうと気付く。
というのも、私が欲しい船はスペイン行きの船。
ところが私が港長の時に限って、スペイン行きの船が出てきません。
契約書だけ3枚持ち、商品も揃ってるのに船がない。
キャプテンで行き先変更と思ったけれど、そういう時に限って市場に欲しい商品が並んでいる。

ううううう・・・

トド吉はさっさと商品を運び、お金で勝利点を購入している。
これはさすがにまずい!と思い、私が港長で欲しい物がないラウンドでやり返してみる。

「ここはー?」
「いらないかなー。あ・・・うーん、いらないかな」
「んじゃ、これもらってラウンド終了(・∀・)」
「あ゛!」

スペイン行きの船をひたすら待っていたら、ゲーム終了が見え隠れ。
やっと最後の最後に船が出てきて、トド吉港長で波止場を選択。
すごい勢いでスペイン行きの船を獲得。
よかった・・・これで契約2つは達成出来る。
そして本当の最終ラウンドでは、今まで2人とも見向きもしなかった銀行家を光の速さで獲得。
最多なら2点。
今までお互い取ってこなかったので、この1枚を無料で入手して2点。

ところが、最後に契約達成した分で、なんと私の収入が60ドル。
10ドルあたり1点なので6点に手持ちのお金で1点が入り、さらに銀行家最多で2点。
なんとトド吉と同点。
「なんだこのゲームwww」
「まさかの同点!?」

同じ行き先の契約書は1艘の船で済むというのに踊らされた感じ。
手に入るなら商品はあったほうがいいし、契約書も欲しい。
船の行き先を変えたり、商品を変えたりする能力があるカードもあるので、あまりまとめずにコンスタントに稼ぐ方法もありかな?と。
2人だとラウンド処理も含めてあっという間です。
箱の大きさでどっしりしているゲームを期待していると、かなり肩透かしだったりしますが、あっさり遊べるのに、心理的要素が強めで面白かったです。