・エクスプレス01
 Express 01(eggertspiele:2012)


エクスプレス01

鉄道会社の株券を手に入れ、駅を増やすことで収入を得るゲームです。
moonさん・いたるさん・トド吉・私の4人でプレイ。

昨年のエッセンで発売されたゲームで、日本へも割と早く入ってきたのにいまいち話題にならなかったゲーム。
ゲームボードはなく、すべてがカードで出来ている鉄道ゲームです。
鉄道ゲームなので、線路を敷設し駅をつくっていきます。
鉄道会社は全部で5社。すべて色別でわかりやすい。
そして、線路や駅に使われているカードの一部は、各社の株券の役割も果たしています。
この株券を持つことで、配当して収入を増やしていきます。

カードなので場は可変式で、今回はドイツマップで。
この他にアメリカマップでのプレイが可能になっています。
今回はmoonさんがセットアップとインストを担当してくれたので、倉庫に入ったらすでにドイツマップが出来上がっていました。
感謝感謝。
しかも全員ルールを前読みしてきていたので、すり合わせしただけで早速プレイ開始。

ゲーム内容は、下記のレビューを参考にしていくのが一番かと。
moon Gamer:Express 01 〜 千歳烏山ゲーム会 〜

まずはランダムで初期手札をもらいます。
この手札がお金でもあるので、使い方大切。
毎ラウンド開始時に資産を計算して、一番低かった人が便利カードの「黒い機関車カード」をもらえます。
コストとしても使えるし色々と便利。
手番でやることは2つずつセット。
線路の敷設をして株券を購入、株券を先に買って線路を敷設する、配当の支払いとしてプレイ順の変更。
この3つのうちどれかをやっていきます。
線路も株券もコストが払えるなら払えるだけ出来るのと、線路の敷設で駅を増やしてしまうと株券が値上がりしてしまうので順番大切。
配当は同じ株を持っている他のプレイヤーにも入るので、若干協力気味で延ばしていくのが良いのかも。
最初はまずみんなばらばらの会社の株主に。
ところが、トド吉が勢いよく2株購入。これが大失敗w
発行された株券の枚数分、配当の払い出しで動けるルート歩数が決まるんですが、そんな序盤から配当などないというか。
そもそも自社の駅を1駅は必ず通るルートをつくらなきゃいけないわけで。
この失敗をずいぶん後まで引きずっていましたw

最初に配置されている土地カードと交換する形で駅などを配置していくんですが、初期カードだけ手元に持ってくることが出来て、裏面に描かれているイラストが得点源に。
線路カードなら線路が、駅カードなら駅が描かれていて、1ペア1ポイントの価値になるのです。
といっても、そこまで考える余裕は序盤ではありませんでした。
「この線路をかえたいと思うんだけど・・・106ってどの山だろ?」
「ここじゃない?」
変えられるカードが単体ならいいんですが、101-108になっていると、シャッフルしてある山札からすごい勢いでカードを探し出します。
そして、どれにしようか悩もうとしても、山札の順番はかえちゃいけないのでモタモタ。
このカードを探して合うのを見つけるというのが一番時間がかかりました。

序盤で赤い駅が+1効果になっていたので、みんなそこを通ろうと近くで駅建設。
もっとも、駅が建てられる場所は決まっているので早い者勝ち。
私は孤独に緑の会社を建てることに。
そして出てないのは黄色。
でも1人で線路を敷いて・・・なんてやっていると、とても手が回りません。
そして中盤で気付く株の枚数。
カードに書かれていので把握は出来るんですが、誰のところに何枚あって、山札にどれくらい残っているかも考えておかないとダメなのです。
線路として場に出されてしまうと、それだけで流通する株券が減ってしまうので、配当でもらえるカードをどの山から取るか、これが一番重要でした。
そして、コストとして払うカードも考え物。
考えることは割と多め。
それでも、上手に線路を敷いて駅を増やして、次のラウンドでは配当が出来そうになるとうれしい。
中盤ではmoonさんが25という資産ポイントを出したのを見て、私は20ポイントだから何とかなるかな?と思いつつ、終了しそうなタイミングを見計らいます。
今回はロングゲームだったので、場のベースカードが24枚以上改良か、カード山が4つなくなったら。
ということで、必死にカード枚数が少ない山札からカードを取るようにしていきます。
その間にmoonさんが残る黄色会社を設立して株券を入手。
私はとりあえず紫とか、残りそうな株券を入手。
他の人が持ってたりするので、後半はなかなか手に入れにくい。
終わりが近くなってくるのは見てわかるので、みんながそれぞれ駅をつぶして白い誰のものでもない駅(国鉄化と呼んでましたw)にかえたり。
そして多分、次が最後だろうと思った手番でやったこと。順番変更。
資金は充分にあるし、やられてもやり返せる最後手番を所望。
そして、後はおとなしく待つだけw
緑の株が2枚没収されたりしましたが、私は元気ですってことで最後手番。
もう本当の最後なので、アドバイスをもらいつつ、どれが一番効果があるかなど話しながら、緑の駅を増やしたり他の駅を白い駅にしたり。
ただひとつ失敗したのは、先に株券を買おうと思っていたのに、手番がきたら忘れてしまったこと。
おかげで緑の株が値上がりしてて、コストが足りずに買い直せなかった。大失敗。
それでも、出来ることはやったので満足度は高め。

そして、最後の得点計算をしてみると、なんとmoonさんと同点。
追いつけると思ってなかったので、かなりうれしかったり・・・w
ただ、同点の時は持っている株券の枚数が多いほうということで、圧倒的に少なかった私の敗北。

このゲーム、ドイツのショップである「Spiele-Offensive」で、いわゆるクラウドファンディング方式で出資者を募っていたので印象も強めでした。
遊んでみての感想は、かなり私の好み。
ただ・・・惜しい。
まずカード内容を把握していないと、とにかく時間がかかります。
自分の手札ですら、バージョンアップする場合のカードを数字で照合していかなくてはならないという。
一応数字順に別山にはなっていますが、まぁスムーズには流れていかないのが正直なところ。
特に最初のうちは、どのカードはどこにあるか、どんなカードがあるか、とにかく気にしなきゃいけないことが多い。
ボードにタイル配置していく形でも良かった(というか、それくらいの満腹感がある)と思うんですが、カードでつくりたかったんだろうと勝手に解釈。
これはぜひリプレイしたいし、プレイ人数を変えても遊んでみたいです。
もっとスムーズにいけば、もっと評価も上がりそう。

SPONSORED LINK