・サッカラ
 Saqqara(White Goblin Games:2012)


サッカラ
市場で物資を手に入れ、ピラミッドを建てたりして、得点を獲得していくゲームです。
おのさん・トド吉・私の3人でプレイ。

広いボードはピラミッドや市場、ラウンドトラックになっていて、外周は得点トラック。
ゲームは6年で、1年は5ラウンド構成。
まずは市場から。
この市場は特殊効果のあるカードを競り落とすためにあるけれど、マーカーになっているダイスとコマが同じ倉庫下にきた時しか発生しないので、1年に1回だけ。
なので、通常は生産からはじまります。
自分用の山札からカードを取り、それを各自自分用のボードに数字の書かれたカードを裏向きで配置して一斉にオープン。
数字が一番大きかった人がそこの資材を持っていきます。同数字の人がいれば分け合って持って行きます。
市場に置かれたカードと同じ数字のカードを出せたら、ストックから資源を1個は必ずもらえます。
ただし、そもそも生産の始めに市場に置かれるカードの数値に資源が達してなければ、倉庫が開かないというか誰も取れないというか。
達してなければ、自分が持っている資源を倉庫に置くことで生産できる値にすることが可能。
といっても、序盤は資源がカツカツなので誰もやろうとしませんでしたがw
他にも一番最初にもらえる乞食やストックから取れる商人のカードもあります。

使ったカードを捨て札にしたら、ピラミッドの建設です。
手に入れた資源を元にピラミッドにコマを置き、その後はさらにコマを上位に進めていきます。
ピラミッドだけに、上にいけばいくほど、同じ階層に入れる人数が減ってきます。
そして、ピラミッドは得点だけじゃなく、ゲーム中使える特殊効果があります。

これをひたすら繰り返していくだけ。
最初のカード競りでトド吉が魚に変換できるカードを取得。
これが強かった。
序盤のピラミッドはどうしても魚が必要で、倉庫はその時次第で開くかわからないし、自分のカードが強いとは限らない。
そんな中、必要のない資源をどんどん魚にかえて、さらにもう1枚のカードで魚を得点にまでかえる余裕。
そしてどんどんピラミッド建設をしています。
それを黙ってみている場合ではないので、何とか出し抜こうとするも、手に入るのは布ばかり。
「魚!魚が足りないから何もできない!」という叫びは中盤まで。
中盤以降になると、ある程度ピラミッド上位に進んでいるので、今度は魚がいらなくなるという。
そうなると、逆にいっぱい手に入る魚。
仕方ないので、少しでも得点にしようとカードの競りで得点変換できるカードを手に入れるも、とてもじゃないけど追いつかず。
トップ独走のトド吉には追いつかないだろうなぁと思って、ふと見たラウンドトラック。
まだ3年目。残り3年もあるwwww
全員ちょっと飽き気味に・・・

少しでも追いつこうとして、地道にピラミッドのコマを上位に進めていくおのさんと私。
一番上に到達してしまえば、あとは停滞してくれるはずなので、その間に少しでも差を縮めたい。
そんな願いもむなしく、ゲームが終わってみればトド吉のダントツ勝利で、ビリの私とダブルスコア。
おのさんと私は2点差だったので、本当に圧倒的。

率直な感想としては、長い。
というのも、途中で差が開いてしまうと追いつく術がない。
そうなってしまうと、どうしても消化試合になってしまい、黙々とやるだけになってしまう。
消化試合になるほどつまらないものはないし、勝ったトド吉でさえ最後は消化試合に飽きてた。
そんなに長考しないというより、ほぼ長考をしない3人で遊んで約2時間。
同じ2時間でも、最後まで飽きずに遊べるゲームもあるので、ちょっといまいちな感じです。
ピラミッドのテーマもいいし、市場での競りもいいのに。
ちょっと足りないくらいで「あと1手あったら勝てたのに!」なんて悲鳴あげるほうが、断然楽しいと思うのですw

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