・国連憲章第27条:安全保障理事会決議
 Article 27:The UN Security Council Game(Stronghold Games:2012)


国連憲章第27条
国連安保理の常任理事国の一員として、提案を通したり議長になって提案したりしつつ、勝利点を獲得していくゲームです。
いたるさん・トド吉・侍・私の4人でプレイ。

ボードには5つの課題エリア。
各自、担当する国の衝立を持ち、プレイヤーボードと勝利点になる影響ポイントトークンなどを隠します。
プレイヤーボードには衝立を差し込めるようになってたり、議長が持つ小槌があったり無駄に凝ってます。
ゲームはいたって簡単で、ラウンドの最初にこっそり受け取る議題を採決させることで得点につながるのです。
プレイヤーがそれぞれ違った議題を採決させたくて、議長に賄賂をおくって議題を採決にもっていってもらいます。

まぁ・・・賄賂いっぱいおくった者勝ち

とはいえ、賄賂をいっぱいおくると、その時点で高い得点が入るんだろうと思われ、拒否権を発動されたりします。
今回のプレイ中、拒否権は一度も発生しませんでしたが(拒否権発動するとマイナス5点)。
コンポーネントとルールブックの割には、プレイ時間30分という軽めのゲームなのです。

「よっし。最初はおれ議長ね!」
議長になると小槌をもらいます。無駄に「コンコン」したくなるのはお約束。
巾着から秘密議題を引き、こっそり衝立の裏でチェック。
そして、議長が「今回はこれとこれを提案します」と言いながら、トークンを採決待ちの場所へ移動。
これについてどうしたいかを議長のボードに自国トークンを置くことで意思表示。
その自国トークンの下には・・・賄賂w

「議長、この提案はぜひともお願いします」
「議長!こっちをぜひお願いします」
「いやいや、やはり時代はこっちでしょう」
「さすが中国!やるなぁ」
賄賂は議長宛だけじゃなかったりします。プレイヤー間の賄賂も可能。
「君はあの議題を採決して欲しいみたいだけど、こっちにしてくれない?」
みんな思い思いの賄賂をおくります。
「これっぽっちじゃ無理」とか賄賂を見てにやにやしながら「うむ。ぜひ採決しよう」とか。
無駄に盛り上がる賄賂合戦w
しかも時間制限があるので、割と慌しいのです。
そして、議長が採決する議題を決めます。
賄賂おくったけど言うこと聞いてもらえないというか、逆の条件に同意した場合は、賄賂は返してもらえますw

そして投票。
今回は4人プレイなので3人以上承認しなければ通りません。
ちなみに、承認も拒否もせず、単に参加しないというのもありです。
でもまぁ、賄賂もらってるからにはちゃんとしないとw
得点は得点表に従って獲得するんですが、同じ議題が何回も採決されるほど、単価が単純に高くなってきます。
ただし承認されなかった議題は裏向きで置かれて、高いほうからつぶすので注意が必要。
これをプレイヤー全員1回ずつ議長をやるまで続けて、最終的な得点計算。
もらってためこんだ賄賂に、最初に持っていた秘密議題トークンを加算。
今回は途中でこっそりためこんだ賄賂と、最終的に持っていた秘密議題が高得点になった私の勝利。
衝立をどかした時、
「いつの間にそんなにためたの!?」
「何その賄賂!」
と散々言われましたが、私が担当していたのはフランスでしたw

堂々とやる賄賂合戦、かなり面白かったです。
邪魔されないように根回ししつつ、こっそり高得点を狙うとか、短いプレイ時間で遊ぶのに充分な感じです。
議長になって、小槌を「コンコン」するのも楽しいですw

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