・1969(Cranio Creations:2012)

1969
ロケット研究をして、自分のロケットを月に無事辿りつかせ、地球まで戻ってくるゲームです。
トド吉・COQさん・侍・私の4人でプレイ。

大きいボードはロケット発射実験や雇用できる研究者たち、そして一番上には月を経由して地球に戻るまでのコースが描かれています。
この他に、プレイヤーはそれぞれ自分のボードを持ち、部品を開発していきます。
ロケットを飛ばすために、まずロケットの各部品を研究するところからはじまります。
研究者たちを雇って、自分のボードに載せることで、ロケット発射実験のダイス判定が有利になったり、研究者の雇用で安くなったりします。
各部品で研究者が置けるのは2個まで。
研究者の中には、あまり役に立たないのに最後はマイナス点になってしまう「アニキ(笑)」がいたりします。

研究を重ねていく中で、ロケットの発射実験を何度となく繰り返すことで月への到着が有利になります。
というか、やっておかないと、そもそも月へたどり着けるのか疑問。
そして、発射実験の判定はダイス。そう・・・ダイス判定なのです。
しかも、どれも最初に飛ばした人が権利を取るじゃないけど、自分の国旗を置くことで主張します。
その後、すでに国旗が置かれたロケットを飛ばしてもいいけれど、点数が1点引かれます。
置かれている国旗1個に対して1点なので、3番手や4番手はかなり引かれることに。
そして、何度も実験を成功させることで、月への到着が容易になる設定。
ダイスは3色で、緑しか成功判定がないので、ダイス目の色をかえる研究とかあります。

雇える研究者の中にはスパイがいて、他の人へ押し付けることが出来ます。
研究成果を盗んでカードを獲得。
このカードが割と強力で、ロケット発射実験を失敗させたりすることができます。
もちろん、研究者を雇う時に安くなる研究もあります。
今回、COQさんが他のみんなに平等にスパイをばらまいたおかげで、研究のところにスパイの黒いキューブがいて邪魔してくれました。
そして淡々と発射実験を重ね、ついに本番がきました。
ロケットを月へ向けて発射するのです。

順番に発射していき、みんなが順当に月をまわり地球へ帰還する中、私のロケットは月へは行ったものの、地球手前で燃え尽きてしまいました。
大気圏突入ならず!
ゲームは、スパイをみんなに送りつけたCOQさんの勝利で終了。

何というか、かなりおおざっぱな感じです。
というより、ひたすら実験をして実験をしての繰り返しで、最後の月到達があっけないというか。
しかも途中で雇いたい研究者がいなくなると、お金だけが余っていくという。
そうなると、ひたすらダイスを振ってその時を待つだけという。
つまり、中盤以降でだれるというか飽きてくるというか。
よほど宇宙好きな人じゃないと楽しめないゲームかな?という印象。
ロケットのコマだけ見てると、テンションはかなり上がります。
でも遊んでみると、何というか微妙な気持ちになりました。

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