・黒き黄金
 Schwarzes Gold(Mucke Spiele:2009)


舞台はアメリカ・テキサス州南東部にあるスピンドルトップの丘。
オイルリグやトラックを使い、貯蔵されている石油を獲得していくゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

ボードは両面仕様になっていて、片方が1901年、もう片方が1926年になっています。
歴史的背景がルールブックに書いてありました。
黒き黄金
まずはおすすめになっている「1901年」のマップで、拡張ルールなしでプレイ。
ボード上は更地できれいに区分けされています。
まずは最初のフェイズで、自分のオイルリグか自分のトラック、石油貯蔵トークン、ドラム缶のどれかを配置していきます。
配置する場所を決めてくれるのはダイスで、ゾロ目が出るとちょっとお得です。
どれかの区分けされているフィールドが埋まると、配置するフェイズが終了します。
この時気をつけたいのが、最後に手番プレイヤーだった人の左隣りの人が、次のフェイズでスタートプレイヤーになるということ。
2人なので最後に置かなければ、次の石油採掘で先に手番ができるという。
これ、かなり重要だったりします。
自分のオイルリグを置けば、当然その周りには石油貯蔵トークンを配置するのは当たり前で。
あとはお互いにかぶってるラインを先に取れるかどうか。
トラックで横取りしたりされたり、こっちを取ったらあっちを取られる感じで。
プレイしていた時間は30分程度。
最初の配置でほぼすべてが決まってしまうので、石油の回収作業という感じでした。
あっさりしすぎて何となく不満になってたところへ「拡張入れてもう1回やってみよう」と言われ、再びセットアップ。

黒き黄金
どの拡張を入れるか相談してて面倒くさくなり、拡張全部盛りでプレイ。
今度はマップが「1926年」になり、荒地と線路そして掘っ立て小屋が描かれています。
要素が急に増えたんですが面白さも増えますw
石油貯蔵トークンは普通の平地にしか置けなくて、全部埋まるとやっと荒地に置けます。
そして残った集落に自分のトラックが置けたら最強で、最短ルートで結んでいる集落までの間に置かれた石油貯蔵トークンをもらうことができるのです。
そう言われたら狙いたいけど、ダイス目が言うことを聞いてくれず・・・
結局、トラックは9に置くことになりフェイズ終了になりました。
おしかった・・・w

やっぱり最初の配置フェイズがすべてのような気がします。実際そうなんだろうけど。
でも拡張を入れたおかげで、配置フェイズが熱いw
自分の鉄道で自分を守って、マイナス要素を与えてくれる黒い鉄道を避けながらトド吉に被害を与えたいのです。
線路には分岐点があり、自分で選べるように進むのも大切。
ゾロ目が出て喜んで手番数を選び、自分のオイルリグの周りに石油貯蔵トークンを盛り盛り。
それを上手に動かした鉄道で横取りは本当に気持ちがいいww
上手くトド吉のオイルリグと自分のオイルリグが交換できると、かなりうれしかったです。
せっかく積み上げた石油貯蔵トークンをごっそり持っていかれるわけなので、トド吉は必死になって取り戻そうとしてきます。
それをまた横取りして・・・などとやっていたら、夢中になりすぎてあっという間に終了。

これはぜひ拡張全部入りで遊んで欲しいです。
正直、石油の回収は、かぶっていて取られたら悲鳴があがる場所から取っていけばいいだけなので。
それが得点なんですけどね。
でも最初に基本ルールで遊んだ時と拡張全部入りは、まったく印象が違いました。

このゲーム、まず箱絵を見た時に「ギガンテンのリメイク?」と思ったんですが、そもそも「ギガンテンのコマを使用してボードゲームをつくるというコンテストがあったらしく、このゲームはそのコンテストでの優秀作品らしいです。
ちなみに、このコンテストで優秀作品に選ばれたのが「ナミビア」らしいです。

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