・宗師
 Zong Shi(Gryphon Games:2012)


孫子
工房を広げたり工芸品をつくったりしながら、勝利点を獲得していくゲームです。
トド吉・COQさん・侍・私の4人でプレイ。

「孫子」と聞いて私がイメージするのは、中国古代の兵法書でエポックのゲーム。
このゲームはその孫子とは関係なく、工芸品を作って得点を獲得していくゲームでした。
職人最高位の「孫子」を目指していくんですが、自分の工芸品は素晴らしい!というのを地元住民にわかってもらって名声を得たり、偉い人に贈り物をして仲良くすることなどで得点を獲得します。

やれることはすべてボードに描かれているので、流れさえ覚えてしまえば手軽。
でもプレイはそう手軽でもなく、みんなが製作はじめたら一緒にはじめないと遅れをとります。
遅れると作りたいものがなくなってしまうのも、焦らせる要因の1つ。
小作と大作があり、大作は作る時間もかなりかかります。
そして製作に入ると、スタート時やりたいアクションに置いていくコマのうち、職人コマは完成まで工房から動けなくなるのです。
そうなると2アクションできても、実質1アクションのみ。
同じアクションを選択している人がいれば、まず職人を置いてる人から処理していくので、徒弟は後回し。

ともかく、まずは材料を集めなければ!ということで素材をもらいにいきます。
1人しか選ばなければ総取りだけど、そう上手いことやらせてはもらえないし、自分だって先手番の人が1人でいたら邪魔をしますw
そして徒弟には幸運の巻物を取得するために寺院へ行ってもらいます。
でも持てる素材は5つのみ。
大作を作ろうと思ったら、これでは足りません。
ということで、まずはもっと素材を持てるような大きな工房製作。
他の人がコストを減らせる作品をつくる中、大きな工房をもう1つ。
さらに幸運の巻物で作成時間を減らして完成。
これで素材を4つ多く持てるようになりました。
これを使って素材を手に入れ、質屋交換タイルを取りに。
これも人数分ないので早いもの勝ち。そして、最後の決算で得点になるのです。
最初出遅れた感はあったけれど、素材と質屋を生かして大作製作。
それまで重視していた幸運の巻物は見向きもしなくなってしまいましたw
いや、だって足りないんだもの。

COQさんは偉い人へこまめに表敬訪問。
これも得点になるので重視したいけれど、どれかに注力しないと無理なので放置。
そんな中、トド吉が大作をがんがん作り工房が埋まって終了フラグ。
あと出来ることは何なのかみんなで考えて(w)、とりあえず偉い人に表敬訪問。
結果は終了フラグたてたトド吉の勝利。

見た目より軽い感じで、あっちへ行って誰かとかぶって、先手番で後手番の人にさされてと、楽しめる要素はかなり入ってるなぁと思います。
でも、製作で遅れるとそのまま挽回できない可能性も。
でも1位と2位の差が2点で、2位と3位の差も2点だったことを考えると、バランスはそこそこいいのかも。
あちこち手をつけるより、どれかに集中したほうがいいような気がしますが、想像より面白いゲームでした。



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