・オリンパス/オリンポス
 Olympus(Stratelibri:2010)


オリンポス
オリンポスの神々の力を使い、資源を獲得したり人口を増やしたりしながら、得点を獲得していくゲームです。
djさん・トド吉・私の3人でプレイ。

大きめのボードには、10人のオリンポスの神々。
神々を崇拝することで、自国を発展させていくというテーマ。
ゲームの流れとしては、崇拝フェイズと維持フェイズに分かれています。
まずそれぞれの神には崇拝者を受け入れるαとβのマスがあるので、そこに司祭コマを置き、恩恵を受けます。
これが崇拝フェイズ。
次に人口や資源などの制限があるものをチェックして、司祭コマを回収していきます。
これが維持フェイズ。
この時点で、6枚ある栄光ボーナスカードのうち4枚以上が獲得されていればゲーム終了。
得点を一番多く獲得した人が勝者となる、見た目と違って手順はかなり簡単なゲームです。

崇拝フェイズでは、まず司祭コマを神のマスに置くことで効果を発揮させていきます。
資源を獲得したり生産量を上げたり、人口を増やしたりと効果は10種類。
プレイヤーはそれぞれ自分のボードを持っていて、最初は生産量や軍事などの値が初期値。
これを神の力を借りてあげていくことで、より多い資源を獲得できるようになります。
けれど、それぞれのパラメータには上限があり、上限を解除するには建築。
建築が出来る神は1人なので、当然取り合いになります。
建築対象となるカードは全員同じ内容のものを持っているので、自分の資源をどう使うか。
司祭コマを置けるマスがαとβになっていて、もちろんαは手番プレイヤーが司祭コマを置くんですが、その他のプレイヤーもβに置くことでおよそ半分の効果を得ることが出来ます。
どの神もそのラウンド中1回しか使えないので、時にはβもありです。
3人だとβに置く価値がいまいち薄かったので、中盤あたりまでそんなに使われませんでした。

今回は3人プレイということで、人気のある神は自分にスタートプレイヤーが回ってくるまでの我慢で進行していきました。
序盤はやはり資源。
でも資源の持ち越し上限が5個なので、意外とすぐ使わないと捨てることに。
しかも軍事で攻め込まれて負けると、資源を取られます。
私は一度だけ上限をこえてしまい「麦は余ってるからいらないやー」と捨てたら、次のラウンドで「麦!麦足りない!」という展開にw
無駄なものなどないということです。
建築するカードはアイコン表示になっていて、一覧表があればプレイには支障がなく、スムーズに進行していきます。
ボード上にはプレイヤーが持っているカードとは別に特別建築のカードがあります。
この効果が強い。
必要とする資源が多かったりするんですが、それなりの効果は期待できます。
トド吉は本のマーク重視でどんどん「頭がよくなってる!」と進んでいき、私は人口、djさんは軍事に特化。
欲しいのは最高値まで上げた時の栄光ボーナスカード。
そのうち、djさんがトド吉を攻め込み資源を強奪しているのを見て、とりあえず軍事も追随しておこうと決意。
自分で使いたい資源を少ない数の中でやりくりするので、取られるとそれだけで遅れます。
トド吉の悲鳴はよくあがっていたけどww
そのうち、疫病に目をつける。
疫病はアポロンを崇拝していないと、人口の3分の1を失うという恐ろしさ。
そのためには常にアポロンを崇拝しなければいけないので、他にやりたいことがあるとちょっと・・・ということで、見つけたのが特別建築カード。
アポロン神殿を建てたら、今後疫病の恐怖から逃れられるのです。
ということで、早速資源確保に。
人口が増えていると減りも大きいので何とかしたいのはみんな一緒。
誰も気付きませんように・・・と心の中で思いながら、何とかアポロン神殿の建築成功。
疫病の恐怖がないというのは、心理的に負担が少ないですw
後半になると、みんなが得点の獲得に動きます。
その中でも栄光ボーナスカードは大きいので、誰よりも早く条件達成を目指したり。
最後の最後は資源などの値も追加得点としてかかわってくるので、みんなで相談したりとまったりプレイでした。
「この資源を上げておけばもう1点増えるよ?」
「こっちだと2点だね」
勝ったのは、度重なる戦にも負けず得点を獲得したトド吉。
中盤以降、人口に振り回されたdjさんが見どころでは一番だったかもw

他の人の出方を見ながら効率よくアクションを選択していくという、ちゃんとした(?)ワーカープレイスメントでした。
基本的に、自分のワーカーを置いて何かアクションをするのは「好きだけど苦手」という部類なんだけど、これは面白かった。
「オリンポス」がつくゲームは多いので、正直あまり期待してなかったのです。
これはぜひとも5人で遊んでみたいところ。

ちなみにYstariのオリンポス(Olympos)とは別ゲームです。
BGGには今年FFGが英語版出したって書いてあるので、国内流通するんじゃないかと思っていたり。

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